1952年、『ミニヴァー夫人』、『我等の生涯の最良の年』で2度アカデミー監督賞を受賞し、すでに名匠の評価を手に入れていたウィリアム・ワイラーが、突然、ハリウッド初のオール・ローマ・ロケによるラブロマンスの制作を発表しました。それが今回紹介する『ローマの休日』です。


1953年の映画。
上映時間 1時間58分。

監督 ウィリアム・ワイラー

脚本 イアン・マクレラン・ハンター、ジョン・ダイトン

音楽 ダルトン・トランボ、ジョルジュ・オーリック

予告動画


1952年の夏にクランクインした『ローマの休日』。その年のローマは記録破りの猛暑で、連日40度もの炎天下、ほとんどが屋外ロケという過酷な撮影が続きました。

そんな中クルーの疲労に追い打ちをかけたのが、野次馬だったそうです。
オードリーも、メジャーデビューの緊張と猛暑のダブルパンチで酷い吹き出物に悩まされ、メイク担当がそれをドーランで隠すのに苦労したとか。

そんなオードリーに救いの手を差し伸べたのがワイラー監督でした。〝90テイクのワイラー〟と呼ばれるほど俳優に対しては厳しいことで知られるワイラーオードリーだけには優しくしました。オードリーの自然体の魅力を大切にしていたワイラー監督は、毎ショット、ほぼ無言でカメラ越しにオードリーの演技を堪能しOKを連発。そんなワイラーでしたが・・・唯一、激高したのが、車内でアンジョーが別れのキスを交わすシーンを撮影していた時のこと。いくら泣こうとしても泣けないオードリーに業を煮やしたワイラーが「いいかげんにしろいったい何時間待たせたら気が済むんだ」と怒鳴りつけました。そのあまりの剣幕にショックを受けたオードリーは、おかげで本物の涙を流す事が出来ました(笑)。めでたし、めでたし・・・。

1953年8月27日に全米公開された『ローマの休日』は、アメリカではヒットしませんでした。ヨーロッパの一部と日本ではヒットしました。東京の日比谷映画では1954年4月27日に封切られて以来、連日満員が続き、映画を見た若い女性たちはみんな美容院に行き劇中のアンの髪型を真似た〝ヘプバーン・カット〟と呼ぶ髪型にしたそうな。いつの時代もやる事は一緒だなぁ~と思いました(笑)。


豆知識

①「ローマの休日」で真実の口に手を引きずり込まれるという演技はアドリブらしい。(あらかじめグレゴリー・ペックワイラー監督が結託して打ち合わせとは違う演出を決行。オードリーだけ知らなかったドッキリ撮影でした)

もちろん台本では、そのようなハプニングが起きる設定はありませんでした。その為、オードリー・ヘップバーンは本気で大慌てしてしまったのです。このようなアドリブをした理由は、当時新人で少し緊張気味だったオードリー・ヘプバーンの緊張をほぐし自然体の彼女を撮りたかったからだそうです。

②お笑いコンビの『オードリー』は事務所の社長から『華がない二人なので、華のあるオードリ・ヘプバーンをとった』とかとらないとか。
全然関係ない豆だけどね(笑)


あらすじ



ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女は、欧州各国を親善旅行で訪れていた。ローマでも公務を無難にこなしていくアン。だが実は、彼女はこれまでのハードスケジュールで疲れやストレスが溜まっていた。主治医に鎮静剤を投与されるものの、気の高ぶりからか逆に目が冴えてしまった彼女は、こっそり夜のローマの街へ繰り出すことに。やがて、薬が効いてくるとベンチで寝入ってしまうアン。そこへ偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者ジョーは、彼女を一国の王女であることも知らずに自分のアパートで休ませるのだが…。

allcinema


感想

そんな『ローマの休日』の感想は、白黒時代の映画って今まで観た事なかったんですが『ローマの休日』って名前が有名なんで暇だから観たら当たりでした!白黒ってなんか・・・雰囲気でますね。

予告動画有ったから↑に載せときますけど予告がイマイチなのが残念…
実際に観て頂ければこの映画の素晴らしさが分かると思います。

映画史に残る名作の一本です。






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